35歳男性ですが、昔、朝が弱く、会社に遅れるのがいやで、よく歯磨きを省略していました。10年位前、我慢できないくらいの歯痛で、やむなく歯医者に通い、治療を完成させました。(4ヶ月位通った)子供には、このような思いをさせたくありませんが、乳児の時にすでに親から、虫歯菌をもらうとききました。私の過去の虫歯の影響は、ありますか?また、予防は?(広島県K.Y.さん) |
子供の虫歯は、ばい菌(細菌)の感染により起こると言う事です。その意味は、虫歯は、細菌が作り出していると言う事です。 虫歯をおこす細菌は、ミュータンス菌や乳酸カン菌などがあります。 この菌は、最初から赤ちゃんの口にいたわけではないので、ほとんど親の口から感染したと考えられます。 お母さんの口移しとかが原因ですね。 でも、それを避けろなんて、不可能ですよ。 可愛い赤ちゃんには、ついキッスしてみたくなるし、口移しで物を上げる事も愛情表現の一つでしょうから。また、我々は、細菌まみれの中で生活しているわけですから。 だから、予防が大切ですね。 親の過去の虫歯の影響はほとんど関係ないでしょうが、例えば、間接的には、影響すると思います。 すなわち、親が虫歯が多いと言う事は、親の、口腔衛生に対する関心が低い場合、子供が、きちっとし口腔衛生念や、知識を身につけれないため、虫歯になり易い。 親が、甘いもの好きで、甘いもの(虫歯を助長するもの)をどうしても接触する機会が多いなどです。 つまり、子供は、親に見習うと言う事で、虫歯に限らず、すべての生活習慣や、しつけの部類に入るでしょう。 子供さんの口腔衛生状態と親の口腔衛生状態には、ある程度相関性が見られるように思います。 さて、子供の虫歯の予防法ですが、 1.原因を取り、今ある虫歯をすべて治し。原因をつけないようにする=細菌が歯の周りにつかないようにする。 ブラッシングやデンタルフロス歯間ブラシの活用。歯磨きの習慣を身につけさせる。 2.細菌を殺すかまたは、活動を抑えてあげる 細菌が活躍するのは寝ている間なので、寝る前のブラッシングは必須です。洗口剤の使用。糖質の制限(砂糖の摂取を控える。キシリトールなどの代用糖の活用)等でしょうか。 3.細菌のつくる「酸」に抵抗できる歯の質を高める フッソ塗布など |