私は、上と下のあごがずれています。
「イー」をすると、前歯の上と下がずれています。
大きく口を空けて閉じると、耳の当たりがコキコキ音が鳴るので、慈恵大耳鼻科にいったら、「いたくなったら来てください。」と言われました。
顔の中心線も曲がっています。
歯の高さを削って調節したり、補助器を奥歯に入れたり(野球選手のように)して噛み合わせを中心に合わせることができるのでしょうか?

通常、誰しも、厳密には左右の顔貌や、口元には多少のずれはあります。

噛み合せを正面から見て、下顎が左右のどちらかにずれている場合を「交叉咬合」と呼びます。

これは、噛み合せの異常の一種です。
このような、噛み合せの異常は、学童期における、顎の発達と成長に伴う永久歯の歯並びとのバランスが悪い為に、その後、成人になってから、さらに、噛み合わせに異常が起こり、さらに悪化していきます。

最終的に、咀嚼時の負担が、顎関節に負担を与え、顎関節とこれを受ける、窪みの間にある、「関節円盤」と呼ばれる、顎関節におけるクッションの役割を果たしている部分に、大きな負担がかかり、関節円盤にずれが生じ、言われている耳の当たりのコキコキという雑音や、開口障害(口が痛くて開けられない)、頭痛、肩こり、等、様々な障害につながっていきます。

まず、顎関節の症状がある場合、(いわゆる顎関節症)、ただし、音がなるだけの場合は、治療対象になりません。
口が開きにくいとか、開けられないとか、関節に痛みがあるとか何らかの自覚症状がある場合をさします。

この場合、顎関節治療を行ない、このような障害を取り除きます。
顎関節治療の最終段階として、噛み合わせの再構成を行ないます。

あなた場合は、矯正が望ましいと思います。(ただし、顎関節症が残っている場合は、無効です)

極端に左右の顎の長さが違う場合は、軽度の顎変形症も疑えます。(もし、顎変形症であると認定されると、矯正治療を含めて保険適用となります)
顎変形症は外科的に顎骨を手術し長さや形態を修復します。

ただ、あなた程度の訴えであれば、該当しないように思いますが。

顎関節症や、歯科矯正科を併設しているような歯科医院で、診断を受けてみて下さい。
近くにない場合は、大学歯学部付属病院を、受診されると良いでしょう。

>歯の高さを削って調節したり

限界があります。

>補助器を奥歯に入れたり

顎関節症治療で、使用することがありますが、歯並びのずれは修復できません。



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