左下のおやしらずから、膿のような物がでているんですが。 現在30歳なんですが、25、26歳ぐらいのときに、歯医者さんにおやしらずを抜くように言われ、次回の予約を取りました。抜く理由は、おやすらずが 今後トラブルの原因になる可能性が大きいということと、若いうちに抜いてしまう方が、回復が早いということと、他にいろいろ言われましたが納得が行ったので、抜くことにしたんです。 しかし、予約の日に行ってみると、もう一度、噛み合わせなど確認されて、まだ抜かなくても大丈夫でしょうといわれ、また納得してそのときはやめました。 28歳位のとき、引っ越しとともに、歯医者が変わり、また、おやしらずを抜きに行ったんです。 しかし、また抜く段階になって、「まだいいでしょう、虫歯になったりしたときにでも」とまたまた、見送られました。 今年10月、こんどは、おやしらずの外側の歯茎から膿のようなものが出てきたので、治療をしに行ったんです。 担当医が変わってました。麻酔を打たれ、膿を出して、一度はもとの状態にもどったんです。 磨きにくいところだから、といわれました。そして、おやしらずだからしょうがないとも。 「だけど、今は抜けません」といわれたので、虫歯になったおやしらずを削って、つめることも承諾しました。なんで今抜けないんだろうと思ったんですが、忙しそうなのと、今まで抜いてもらえなかったこともあったので、そんなものだろうと思い、またか、ともおもいました。 しかしまた、膿が出できました。今度は、歯の周りを、水で勢い良く洗浄しました。 それなのに、今度は「抜かないと直らないんだよね。原因は、詰まったたべかすが取れないことにある。 歯ブラシじゃ絶対みがけないから、例えば水圧式のとかで、ケアしてみたら?でもあれ、高いんだよね。抜くか抜かないか良く考えて。」これは、私が考えることでしょうか。 まだ膿は出る。でも、こういわれました。 「今日で治療は終わりです。」私はこの歯医者にもう行きたくありません。 おやしらずをけずるまえに、もう一つ選択肢があったように思われるんですが。 せっかく、つめて、治療をした歯を抜いた方がいいとはどういうことなんでしょうか 。 お金もうけをしているんでしょうか。疑い出したらきりがないんですけどそれは、けっこう普通のことなんでしょうか。おやしらずって治療するんですか? どうすればいいでしょう。長くなってすみません。よろしくお願いします。 |
不正な問題のある親知らずは、しばしば、放置しておくと問題を引き起こす事があります。 多くの場合、思春期における顎の発達と、先天的に受け継いだ歯の数とのアンバランスによって、問題が生じます。 問題を引き起こすケースとして次のような場合があります。 健全な噛み合わせに関与せずにかつ以下のような障害をもたらす場合。 1. 不完全な崩出によって、周辺歯肉に、炎症(智歯周囲炎)を繰り返し起こす場合。 2. 親知らずの存在により、習慣的噛み合せに、負担がかかり顎関節症を引き起こして行く場合。又は、その 恐れのある場合。 3.歯列を大きく阻害する場合。 4.その他、口腔衛生状態の維持や、咀嚼に対して著しい悪影響をもたらす場合。 往々にして、下顎の親知らずに問題があるケースでは、対合する上顎の親知らずも、密接に関与しています。 逆に親知らずの抜歯には、若干の危険が伴います。 1.親知らずの位置によって、下顎管および、その側枝に圧迫や損傷を与える可能性。 この場合、一時的な、抜歯した側全体のしびれや、知覚麻痺を起こす。 著しく下顎管を損傷させた場合は、非可逆的知覚麻痺を起こす可能性がある。 2.術後感染から、下顎骨膜炎、蜂窩織炎などを引き起こす可能性。時に、全身的管理が必要となる。 3.その他偶発的トラブル・・抜歯を試みたが、と中で抜けなくなった。術中の動脈切断(下顎管に含まれる)などによる緊急的トラブル。麻酔上のトラブルへの対応。 このように、親知らずの抜歯には、一部のケースを除き、抜歯の術式が難しい事と、術前術後の感染コントロールの難しさや、偶発的緊急時の対応、抜歯時期の問題(妊娠中は出来ないとか)、基礎疾患(糖尿病や高血圧)患者に対する対応の難しさ、麻酔技術などの様々な技術的問題が伴います。 したがって、一般開業医に相談されても、医学的には抜歯が望ましいと考えても、自分自身に技術的自信がないと、姑息的に保存しようしたりします。 本来的には、自分の技術に自信がないのなら、関連する口腔外科に紹介すればいいのですが、そういう関連を持っていなかったり、その事自体が出来ない医院では、そのように、方針がころころ変わります。 基本的に、自信を持って抜けないからです。あるいは、自分が何が出来て、何が出来ないかの区別を知らない。そのくせ、プライドだけは一人前(・_*)\ペチ あるいは、そのような場合の対応できるシステムを持っていないからだと思います。 そのような、一時凌ぎの姑息的治療を受けていても、問題はいっこうに、解決しないと思います。 親知らずが抜けないくせに、そんな先生に限って、大事な歯を安易に抜いて、高い自費ばかり勧めたりします。(また、余計な事を言ってしまった・・・) |