| ６歳の娘なんだけど、下の乳歯が抜けない間に永久歯が生えてきてます。 こういうのって抜きに行ったほうがいいのでしょうか？ 長男も同じように乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきて結局そのまま、抜けるまで待ってたんだけどどうしたものでしょう？ 娘は気になっているようですが・・・ |
| ６才女子の下の乳歯の永久歯への生え変わる時期は、おおむね５才後半から９才くらいまでです。 乳歯が永久歯と生え変わる仕組みは、下から永久歯が生えてきますと、永久歯の先端から特殊な酵素が出てきて、先にあった乳歯の根っこを溶かしていきます。 やがて、根っこが全部溶けるとぐらぐらしていき、痛くなく、出血も無しにポロッと抜け落ちます。 稀にこの交換がうまくいかない時があります。永久歯が乳歯の根っこを溶かす段階で、偏側的に働いた場合、根っこの側方面が深く残ったりすると、ぐらぐらしているのに、抜けないで、さらには、永久歯がその残っている乳歯を避けるようにして生えてしまう為に、ゆがんで生えていきます。 このような場合は、将来歯列不正の要因になることがありますので、積極的抜歯が望ましいです。 また正常な場合でも、一時的に乳歯がぐらぐら状態で残っていることもあります。 子供さんが噛みづらい、あるいは気になるようでしたら、歯科医と相談の上、抜歯されればいいでしょう。 通常は、放っておいてもかってに自然脱落します。 稀にしっかりといつまでも乳歯が残っているケースでは、注意が必要です。 永久歯が遺伝的に欠落していたり、永久歯の発育が悪いこともあり確認する必要があります。 このような場合は、永久歯列が完成するまで待って、最終的方針を決める必要があり、定期観察が必要になります。 小児歯科の目的として、小児の口腔の健康状態を維持する目的と、理想的な永久歯への生え変わりを誘導していくことがあり、一度、小児歯科を訪ねられ相談を受けてください。 |