質問なのですが、私が歯科医はあまり信用できないと思う理由として、なんで一本の虫歯を治すのに何回も通わないといけないのか、と言うことです。 虫歯のすすみ具合などにもよるだろうし、歯科医の方針もあるかと思いますが、1回の治療にたったの5〜15分ぐらいしか時間をかけず、それを何回も通わされることが多いように思います。 以前、「歯医者は何回も通わせることによってお金を儲けられる」と聞いたことがあります。 治療をしている際、私たち素人は歯医者さんに「はい、じゃあまた来週。」といわれれば「はい、わかりました」と言うしかありません。 そこで治療にはだいたいどれくらいの回数を必要とするのか(人によってかなりの格差はあると思いますが・・・)、もし、通う回数によって儲けられるとすれば そのような歯医者をどうやって見分ければよいのかをアドバイス頂ければと思います。 |
>なんで一本の虫歯を治すのに何回も通わないといけないのか、と言うことです。 通常、虫歯の治療では、何回も通わされることはないと思います。 簡単なものなら1回で、複雑なものなら1本当たり2〜3回というところでしょう。 > それを何回も通わされることが多いように思います。 誤解を招いているのは、神経治療に入った場合と考えられます。 最終的に、神経治療を行なって、さし歯なり補綴処置を含めると最短でも5回の通院が必要になります。 また、慢性化している場合は、治療により痛みが取れたとしても、目に見えない深い部分の炎症や軽い症状が完全に消失するには時間がかかります。 このような場合は、治療時間は短く、しかも経過を見たりすることも多く、必然的に通院回数も増えてしまいます。 患者さん側にとっては、治療時間が短く、しかも回数が多く、何をやってんだろうという不満につながることがあります。 したがって、このような場合は、十分な説明を患者さんに行い、理解を得る必要があると思います。 > 以前、「歯医者は何回も通わせることによってお金を儲けられる」と聞いたことがあります。 これは、多分患者さん側の、うわさや不安がそのようなデマをよんでいるのだと思います。 いくら来られても、治療内容がなければ、再診療料金380円(患者自己負担は、この3割)しか請求できませんので、それにかかる、消耗備品(紙コップや、最小限滅菌した道具が要ります)人件費(アシスタント)などを考えると、利潤を考えるなら非常に効率の悪いものになります。 たとえ治療しなくても、一定時間患者さんをチェアー(診療台)に上がっていただきますと、様々なランニングコストがかかります。 本当に、訳もなく、何回もこさせて、利益が上がると思う先生は、いないと思うのですが。 また、患者さんの要望により、一度にたくさんの治療を行う場合もありますが、その場合は、治療時間が長くなり、患者さんもくたびれます。せいぜい、30分が限度です。 また、多くの治療を行なうと、一時的に噛めなくなったりする事もあり、治療しながらも普段の日常生活に支障をきたさないようにしてあげる事も必要なんです。 また、まとまった治療では、予想以上に、費用も一度に多くいることもあり患者さんの理解が必要です。 また、患者さんを計画的に治療するには予約システムが必要になり、一人に振り当てる治療時間も、治療内容によりけりですが、なるべく平等に扱う必要があると思います。 > もし、通う回数によって儲けられるとすれば、そのような歯医者をどうやって見分ければよいのかをアドバイス頂ければと思います。 結局は、このような医療不信も、説明不足からくる事で、患者さんが現在どのような状況で、今日はどんな内容の治療が行われて、次にどのようにしてしてもらうのか、さらには、全体的治療の方針や、現在の進行状況を把握できていない為に起こるものだと思います。 だれでも、それが理解できれば、多少時間がかかってもよりよい治療を受けてたいと思うはずですから。 見分け方として、主治医が、患者の訴えをよく聞いてくれて、十分な説明をしてくれて、不安なく、診療を受けられるような先生を探すしか方法はないと思います。 もう1つは、多くの歯科的病気(虫歯や歯周病)は、そのほとんどが細菌感染によるもので、慢性化した場合は、治療自体は痛みなく、終了するまでには、時間がかかることが多いです。 1度歯医者に通うと、長期に及ぶケースは、そのほとんどが、慢性化した歯周病や、感染を伴っています。 早期発見、早期治療と専門的管理がこれからは、必要と思います。 それと、身近に仲良くできる歯医者さんを見つけておく事だと思います。 |