今月末で1歳を迎える娘のことですが、今日の夜にガーゼで歯を清拭していました。嫌がる娘に強くやってしまったせいか、上記のものが切れてしまいました。7月の市のフッ素塗布で「上唇小帯が強い、将来的に切らなくてはいけないかも。」と指摘された矢先のことです。ガーゼに付着程度の出血がありましたがすぐ止血し、娘もすぐ泣き止みました。早急に受診した方が良いでしょうか?今後、歯の生え方や発音に障害をきたす可能性はあるのでしょうか?アドバイスをよろしくお願いします。
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乳児では、上唇小帯の付け根は前歯のすぐ近くにありますが、発育とともに前歯から離れるように後退していきます。
小帯の位置や大きさはあまり変化しません。 多分、小帯の付け根が前歯に接近しているために「上唇小帯が強い」と表現されたのかもしれないし、実際にこの小帯が太くぶ厚く、そのために前歯が離開しているケースでも、成長とともに細く薄くなっていくものです。 例え前歯が離開していたとしても、4歳くらいまでには、歯の隙間は埋まってしまうことがほとんどです。 それほど、上唇小帯の肥厚については現段階では、心配しなくてもいいと思います。 また、この時期では、体を切る手術は行いません。 問題になるとすると、むしろ、乳歯から永久歯に生え変わる時期に問題になるとことがあります。 もし前歯の隙間から、歯の裏側の切歯乳頭(ちょっとしたふくらみ部分)にまで延びているときは、手術が必要かもしれず、現段階では、無視されていて大丈夫です。 ただ、この時期のブラッシングには注意が必要で、別に特別に上唇正体が大きくなくても、よく、切れてしまうことがあります。遊んでいて、怪我をした場合もよく切ります。 大きく切れて、出血がひどい場合や、切断された小帯がブラブラしているようなケースでは、整形したのちに縫合を行うことがありますが、傷口が小さい場合は止血だけしてそのままにしておきます。 口腔内の小さな傷は治りが早く特に問題にならないでしょう。 現在止血できているわけですから、切断された小帯がブラブラしていない限り、様子を見られても大丈夫です。 もいろん、そのことで、後に歯の生え方や発音に障害をきたす可能性は、まったくないと思います。 |