>はじめまして私は近くに住んでいる37歳に成る男性です(名前は と言います)。
>いつも車で通るたびに病院をお見かけしていていつも気にかかっていたので一度ホームページを覗いて見ました。
>実は今、歯がボロボロと言えるほど破損しています、左上は被せ(挿し歯かな?)はプラスチックのため欠けたり無くなったり(2本)、1本は金属の被せの横の歯が欠けて穴が開いてしまったり、右下の奥歯の側面の根元が虫歯のようになり穴が開いて変色したりともー大変です何とか治療したいのですがあまり時間もなく(金銭的にもあまり余裕はありませんが!)、ある歯科で何十万円もかかると言われ、つい今日までそのままにしてしまいました。
>もし何か言いアドバイスがありましたらよろしくお願いします。
>また具体的な治療に関するデーター(治療費など)がありましたら、
>お手数ですがメールを頂けましたら助かります!
>よろしくお願い致します。



相当ひどいようですね。どうして、そこまで、放置されたのでしょう。
全体的な診断は、残念ながら、お口の中を見ていないので、詳しいことは、判断しかねます。
ただ、全部修復するのに、(週1回くらいのペースで)半年位はかかるかもしれません。経験的にですが.....

理由は、永年放置したものは、大概、バクテリアの汚染が、歯だけにとどまらず、骨にまで及んでいることが多いから、慢性化した状態になっていると思われるからです。

どんな病気にも、共通して言えることなのですが、急になる病気(急性疾患)は、比較的早く治せます。
痛みなどの症状を伴わない、長く放置された疾患(慢性疾患)は、完全に治すまでに、長い時間と辛抱が必要です。この辛抱は、患者さんも、ドクターも辛抱して一緒に治療していかねばなりません。

患者さんは、ほとんど、痛みがなくなると辛抱できなくなって、中断してしまい、本来早く治せたのに、慢性化して最終的に、歯を失ったりします。とても残念なことです。歯は、一度失うと生えてこないですから....

これは、どうしてかと言うと、患者さんが、自分の体なのに、十分な医学的知識がないために、放置していていたらどれだけ、後々、そのことで自分が困るかという理解ができないからなんです。
歯医者にとっては、いくら奇麗事を言っても、実は、患者さんのことは、人事にすぎないんです。でも、一合一会の中で、其の瞬間どれだけ、其の人のことを考えて、一緒に悩みながら、辛抱して治療してあげられるか?という事が、私やほんだ歯科全職員の、目標としています。もちろん金銭的な面も含めてです。

ほんだ歯科では、まず、こういう事(中断される患者)は、ほとんど起こりません。
もちろん、仕事の関係や、そのかたのライフスタイルの中で、中断を余儀なくさされることもありますが、それは、それで、そういう治療計画を患者さんと共に立てるのが、ほんだ流です。要は、患者さんの体なんですから..我々としてできることは、それを助けていって、予防に入れば、マラソンみたいに一緒に伴走することぐらいんです。主体は、あくまでも、患者さんです。

なぜなら、先生と(治療する側と)患者(治療を受ける側)が、まったく同じレベルで、其の人の医学的な状況を理解し、知識を共有するシステムだからです。その場合、その人の、背景まで考えます。(社会的地位や、経済状況、考え方など)

あなたの場合は、一つ一つ問題を整理し、自分自らが、口の中で起こっている事を理解されることが必要かと思います。これは、実は、あなたの後々の人生を考えた場合、とても重要なことなんです。口の中の、状態が悪い人は、中年期以後に様々な障害や。慢性疾患を背負い込むことになり、生活の質に多大なる影響を与えるからです。

さて、どこの歯医者に行かれて、何十万とか言う話を聞かれたのか分かりませんが、ばかげた話です。人の健康を、金でものを言うなんて、最低じゃないですか?

おかしいと思いませんか?日本国民は、通常、皆保険制度を取り入れています。国民健康保険、あるいは、社会保険に加入している以上、そんなにかかるはずがないじゃないですか。所得に応じて最低限の、治療を経済的負担を無くして行なう制度が、保険制度なんです。
もし、あなたが、保険に未加入なら別ですが...ただ、その保険制度も患者側の問題、医療サイドの問題、政治的問題などのひずみにより、見直しを急がねばならない問題は多々ありますが。

金銭的なことは、ほんだ歯科のドクターは、ほとんど完璧には知りません。治療に専念するからで、もっぱら、医療秘書が専門的知識を持って、保健法の適正運用を常に勉強しています。

少し調べてみました。古い資料で申し訳ないのですが。保険の請求の参考書に載っていた、モデルケースで、最も金額の張りそうな症例を見ると、前歯の見えているところを全部白い歯でやり変えた場合、15〜6万円の保険請求額というのがありますが、患者さんの負担は、3割負担としても4.5万円〜5万円くらいでしょう。ひょっとしたら、もう少し高いかも、毎年、改定されるので...でも、大体そんなもんでしょう。

いずれにしても、症例に応じて変わりますが、治療計画が立てば、ほんだ歯科の場合は、保健法にのっとり、いくらくらいかかり、自己負担はどのくらいであるのかは、医療秘書から、事前に説明を受けることができます。(希望者のみ)

また、日々の診療については、全て、治療内容の説明を、行なっていますし、要望があれば、カルテの開示も、(本人に限り)行なっていますし。レセプトは要望がある場合、月末に本人又は、保護者が閲覧できます。

完全な情報公開を行なっています。理由は、これらの情報は、患者の知る権利であると思うからです。

ご要望の、具体的な治療に関する、たとえば、ある患者さんの場合のデーターの公開は、守秘義務があるのでできませんが、こういう治療をした場合、いくらかかるのかということは、保険請求の根拠になっている点数表により知ることができます。ただ、内容が多岐に及び毎年更新されますので、私ですら、よく把握していません。

詳しくは、当院の医療秘書は、医療事務についても、全員資格を持って、専門的に勉強しておりますので、不正のない適正な保健法の運用と患者さんからの相談にいつでも応じるシステムになっております。

医療秘書は、職員の秘書であると同時に、患者さんの秘書も兼ねております。分からないことは、どんどん、その都度、解決していってください。

一度、御来院の上御相談ください。その上で、もっとも良い方法を相談してみましょう。



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