| はじめてメール致します。＊＊と申します。 自分の歯の状態を専門的にどう言えばいいのかわかりませんが、とにかく上の歯並びがとても悪いのです。 ２７歳ですが、今からやはり治そうかと思い始めています。 ただ、やはり、あのいかにもという器具はかなり抵抗があり、余計コンプレックスになってしまいそうです。 質問なのですが、よくファッション誌などに載っている、数回の診療できれいになる・・という方法は、のちのち良くないのでしょうか。 いわゆる矯正歯科での矯正とはどう違うのでしょうか。 また、かなり痛みを伴うとも聞きますが、これはやはり個人差でしょうか。 |
| 基本的に矯正は、審美歯科とは異なります。 正しく機能している歯並びは、美しいものです。いわゆる、機能美を持っています。それが、健康的な歯並びと言われているものです。 また、歯並びの悪い人も、口腔内の機能を追求していくと、結果、美しい歯並びとなります。 歯の数と、顎の大きさのバランス、咀嚼機能を考えて歯列をを矯正していきます。 その結果、その人に最もマッチした歯並びができていき、審美的にも改善されます。 先に、機能を考えていき結果として、美しい歯並びが提供されるのが矯正の考え方であると思います。 数回の治療で、きれいになると言うのは、この意味において、矯正とは、異なるものです。 おそらく、自然の健康な歯を削って、（ときに、切削量が多くなるために神経まで、取ってしまいます）白いセラミックスの歯を被せていく方法では、ないかと考えられます。 よく芸能人が手っ取り早くやる方法ですね。 この場合、ほんとに、数回の治療で、咀嚼機能を修正できるのだろうか？という疑問と、健康な歯を犠牲にすると言う、デメリットを伴います。セラミックスと言えども、所詮異物ですからのちのちの、メインテナンスを怠れば、やり直さなければならなくなる可能性や、歯周病の誘発も考えられます。 メリットとしては、手っといり早いと言うこともありますが。料金的には、矯正とさほど変わらないか、幾分高くつくかもしれませんね。 ２７才という年齢を考えると、まだ、矯正ができるわけですから、矯正をされた方がいいと思います。 最近は、矯正装置も目立たないタイプもありますし、思うほど違和感はないと思います。 矯正治療では、痛みは、ほとんどないと思います。 |