私の場合は、1ヶ月半ほど前に、虫歯の神経を抜く治療を終えまして10日ほど前に、最終的にレントゲンで結果を確認してもらい、
問題なく治療が行われたという説明を受けました。 写真も見ましたが 確かに白い充填物がきれいに写っていました。 しかし治療後もずうっと鈍痛が続いておりまして、何となく頭痛や熱っぽい感じ、首、肩の凝りがあります。現在とくに体調が悪いという わけではありません。 他の方の質問にあったように噛んで痛いということはありませんが。 担当医のほうでも神経の状態がよくないからと充分期間をとって(2ヶ月ぐら い)、痛みの様子をみながら治療をしてくれたのですが。 最終確認のときにも鈍痛があるとは言ったのですが、体調が悪いと そうなるという説明でした。 しかし一向に症状はおさまりませんし、治療を終えたあとより現在のほうがむしろ症状がはっきりしているように思われます。 日常的にこのようなことがあると、仕事にも差し支えますので、 なんとかならないものかと悩んでおります。 担当医を信頼しないわけではないのですが、もう一度症状を訴えても 同じことしかいわれないのでは、とためらっています。 このような症状からどのような状態が推測されるのか、また再治療の要があるのかなど、アドバイスをいただければ幸いです。 長文で失礼いたしました。よろしくお願いします。 |
現在の痛みや、不快症状がどのようの仕組みで、起こっているかを考察すると。だいたいの原因がわかります。 原因がわかれば、その原因をとれば、治癒します。 一緒に考えてみましょう。 まず、歯が痛いあるいは、噛んだら痛いと言うような、痛みや、不快症状がどういうふうにして起こるのか、素人の方が分かるように説明します。 痛みや、不快症状(噛んだら痛いとか、鈍痛、)を感じるには、それを認識する神経があります。 一番分かりやすいのは、虫歯等でおこる痛み(ズキズキする。冷たいものや暑いものがしみる)等です。 これは、歯の中にある神経が反応しています。歯の中に、ばい菌(むしば菌)が進入してきますと。その菌をやっつける為に、血液が集まってきます(充血と言います)。 しかし、歯の神経や血管が入っている部屋は(歯髄腔)は、限られた、体積ですので、あまりたくさん血液が、やってくると、中にある神経は圧迫を受けます。 したがって、拍動に応じて血液がやってくるたびに痛い(拍動痛)。この場合、ズキンズキンと鋭い痛みになります。 しかし、虫歯に完全に穴があいたり、治療により神経を取り去ると。うそのように痛みは消失します。 虫歯を放置すると、やがて、生きていた神経もばい菌によって殺されてしまい。歯の中は、腐敗してしまいます。 まったく痛くないままに、神経管はばい菌により汚染され、その先から今度は、根っこの外。つまり、歯槽骨と呼ばれる歯の根っこの周辺に病巣は拡大します。 根っこの周りが細菌感染を受けると、長い間痛みなく病巣は拡大していきます。 今度は、硬い骨の中で、袋状に骨組織が破壊を受けていきます。袋の中に膿やバクテリアの産成するガスや、対抗するために集まってくる血液が充満してくると、歯の根っこの周りの膜(歯根膜)にある神経が反応してきます。 なんとも言えない、ど~んとした鈍い痛みから、大変痛くて腫れてくるものまで様々です。 ついには、持続的な痛みになります。 治療は、大変困難になります。なぜなら、虫歯のようにストローのような神経管内部に感染が限局しているのではなく、蜂の巣のような構造のしかも、歯の根っこがあったりする、複雑な広い範囲に、ばい菌が汚染されているからです。 このような、ケースでは、治療もとても長引きます。 完全に、ばい菌をや、だめになった組織を取り除くのが困難なケースもあります。治したつもりが、とりきれなかった病巣が再燃してくることもあります。 たとえ、完全にとりきったとしても、そこには、骨の損傷(前の病変によるものや治療による薬物刺激や、外科的ダメージなど)が残っていたりすると。治療後も噛んだら、痛いことがあります。 それは、根っこが鉛筆のようになっているために、歯で受けた力が、根っこの先の一点に集中する為に、さらに、大きな力がかかり、治療後の骨の損傷部位や、膿袋があった組織を圧迫し、それが歯根膜に感覚として伝わるからです。 このようなケースでは、神経治療後も長期の観察が必要で、治療が成功(完全に根っこの周りの複雑な感染部位の摘出)している場合は、そこに、健全な組織が出来るにしたがい、そのような不快症状は、なくなるはずです。 逆に、痛みがひどくなっていくケースでは、完全に取り除くことが出来なかった、感染部分にばい菌や、腐敗した組織が残っていて、再び炎症が起こりつつあることを物語っています。このケースでは、再度治療が必要になりますし、こういうケースでは、往々にして、治療が困難なことが多く、患者の生活の質の向上の為に、やむなく抜歯することもありえます。その辺の選択は、歯科医の技量と、見極めの難しいところであり、患者さんの理解と忍耐も必要とします。 お尋ねのケースでは、このようなケースではないかと考えられます。 対策としては、再度神経治療が必要かもしれませんし、歯科医の判断で、再治療しても完全に症状がとりきれないと考えられる場合は、抜歯になるかもしれません。 しかし、治療後の説明もされ、レントゲンの説明もされておられるようで、丁寧で、良心的な治療だと思います。このような、ケースは、結果が出るのに、時間がかかります。(何ヶ月単位のこともあります) さらに、その上で、予後が悪いこともあります。 訴えることを、ためらわないで、説明してください。患者さんの訴えは診断上とても重要な判断基準になります。抜歯をせずに何とか歯を残していこうとする先生でしょうから、よく現在の症状を相談され、これからの治療法について説明をしていただけると思います。? 抜歯になったとしても、いきなり抜歯せず、神経治療を試みる努力は認めてあげてください。 ただ、現在の痛みが生活に支障をきたすようであれば、生活の質を高める為に、終末的選択として抜歯もやむをえないこともあると思います。(神経治療が最善を尽くされていることが前提ですが) もう1箇所、口の中で、痛みを感じる部分は、軟組織で歯茎などがそうです。口内炎をはじめとする口腔粘膜疾患や、歯石の付着で歯肉炎が起こると、様々な形で、痛みが起こります。これは、軟組織に分布する神経が反応しています。 |