遥かからの訪問者
亜細亜的世界
私は、外人大好きなんです。開院以来、
ほんだ歯科は、国際交流センターはじめ、
英語での診療ができる機関として登録してあります。
従業員は、簡単な英会話は、必須になっています。
うぉっと、 “グァイジン!”なんて言っていいんでしょうか.
診療室で、連発するんで、従業員からヒンシュク買ってます。
正式には、なんて言えば失礼ないんでしょうね、
日本人以外の人
外国の人...外国人....異邦人 ...ちょといい感じですね
大阪国際空港(伊丹時代)には、通関の所には、
エイリアンと書いてありましたが..
関西新空港はどう書かれてるんでしょ。
いろんな方がほぼ毎日来られます。多い順番に
中華人民共和国、台湾、香港、韓国
ポルトガル、フィリピン、ベトナム、ブラジル
アジア系の人々が多い。
待合室には、英語による診療もできますとか
貼って外人さんが来られるのを楽しみにしています。
近畿大学が近いせいもあり、留学生が多いです。
こういう人々は、とてつもなくすごかったりするんです。
まず、日本語が上手。
卓球の試合で、勝ったというから聞いてみたら。
ランキングは、3位だという。
日本で3番目かというと、世界ランキング3位だという。
すごいんですね、近大は、
英語の診療をやってみたくて
うずうずしているのに、ついぞ、使うことはありません。
ある日、一人の中国人一家がやってきた、
日本語、英語もだめ、国民健康保険証証を持っている。
皆さん表情が硬い、何とか緊張を解いてあげようとするが、
意思疎通が難しい。これは、やりにくいです。
「ニーハオ!!リーチ!! ピンフー! タンメン!」
とか、知ってる限りの怪しい中国語で対応していく。
身振り手振りと、漢文で、
何とか奮闘しているところへ、
台湾からの留学生がやってくる。
この学生、日本語べらべら、英語だめ。
「通訳してよ」と頼むと。
これがまたぜんぜん通じない。
すごいですね、中国的世界は。
それから、その一家の紹介で、
くるわくるわ、どんどんやってくる。
時々ボランティアの、中学生の女の子が通訳についてくる。
中国語しかしゃべれない
日本人が急増しています。
東大阪だけなんでしょうか?
久久に、背の高い白人が来られました。
従業員が、「先生、外人さんです」と。私に耳打ち
「あんたも、ガイジン ゆーてるやん!」
「さーてと、What's trouble? Please, sit down. 」
「あー、えいご、あかんねん。にほんごでええわ」
.....すっすごい、ばりばりの大阪弁やんか....
「どっから 来たん?」
「ブラジル」
「えいごしゃべらへんの?」
「いいやー。ポルトガル語」
そうなんだ....かくして、大阪弁の得意な外人さん。
帰りがけに、「アディオス!セニョール!」と声かけたら
びっくりして、笑ってくれました。
毎日毎日外人さんがやってくるのに
ほんとに英語をしゃべる機会がありません。
念願かなってやっと
英語しか通じない外人さんがやってきました。
タガログなまりの英語をしゃべる
ヒィリピンの人でした。
この時は、すごかったです。
横で寝転んで、診療を受けてる
患者さんがみんないっせいに起き上がって
拍手喝采!「先生!すごい!」
なんでやねん!
イヤー恥ずかしかったです。
皆さんの私を見る目は、ガイジンを見る目つきでしたから...
日本人は、英語がしゃべれない
..とよく聞きますが.心配ないです。
アジア人は、みんなそうなんです。
でも、うちに来るガイジンの患者は、
どうして日本語がうまいんでしょう。
絶対、大阪弁より英語の方が
簡単だと思うのですが...
こうして、来る日も来る日も
亜細亜的光景が繰り広げられるのです。
ほんだ歯科は、本日も
インターナショナルです。