40代女性。口臭治療終了後。メインテナンス中の悩み。
しゃべる時に、口にてを当ててしゃべる癖がある。
「自分では、自分の口臭が気にならなくなったし、主人も改善したというが、他人としゃべると、相手の人は口に手をやり、私の息を吸わないようにしているように見える。まだ口臭が残っているのではないか?」
という疑問。

この患者さんは、初診時から、しゃべる時に、口にハンカチを当ててしゃべる癖があり、現在も口に手を当てる。(うつむきかげんに、鼻をカバーしているようにも見える)
この習慣は、相手に誤解を与える結果になります。
話し相手の人も、ひょっとして、「私(話し相手の人)の、口臭がしているので、この人(患者さん)は、口や鼻に手を当てているのではないか?」と思います。したがって、相手の人は、あなたのしぐさから、あなたに迷惑をかけないように、口や鼻に手をやります。

このようにして、双方が、同じようなしぐさをすることになり、混乱が起こります。
今は、口臭測定器においても、複数における官能的な口臭の判定においても、自覚的にも口臭は解消しているのだから、自信を持って、会話に臨んでください。

この、口に手を当てたり、鼻手でカバーしてしまう表現には、2種類の意味があります。

1.自分の口臭が気になって、相手に迷惑がかかるのではないかと思う、自己防衛的行動。
2.相手の口臭が臭い、避ける場合。忌避行動。

通常、圧倒的に、1の場合が多く、このしぐさは、双方に誤解を招くことになり、治療により口臭が気にならなくなったら、このしぐさはしないほうが得策です。双方で、誤解を招く原因になります。
相手にも、失礼である可能性があります。

相手のしぐさを見て、あなたが悩むように、相手の方も、あなたのしぐさによって、悩む可能性がります。