鼻が臭いので、人ごみなどに行くときに息を止めていたら普通の呼吸ができなくなってしまいました。緊張せずに「普通の呼吸」をするにはどのようにしたらいいのでしょうか。方法を教えてください。 鼻が臭くなったのは6年程前です。耳鼻科にいったら慢性副鼻腔炎といわれ、薬をもらっていましたが、臭いは消えずに今に到っています。 アレルギーがあるともいわれ、鼻にスプレーするアレルギーの薬を今使っています。 たまにですが、何かに集中しているときは、意識せずに呼吸しているようで、意識しているときよりいい感じがするというか、鼻が臭いのはやはり呼吸法が大きな原因の1つではないかと思えます。どうか、自然な呼吸を身につける方法を教えてください。 |
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>人ごみなどに行くときに息を止めていたら普通の呼吸ができなくなってしまいました 実は、この無意識の呼吸法は、自臭症(自覚的な口臭を訴え、その後緊張状態の持続から他臭に発展する人・・・一般的には精神的口臭として精神科的問題と扱われていますが。 私は慢性的な自覚的自臭があり、ときに、対人恐怖症に発展すると定義しています)に最も多く見られる呼吸法です。 これは、口臭を恐れるあまりに、思わず、口を閉じきってしまい、ひそかに鼻呼吸をします。極めて、危険な呼吸法で、この呼吸法をおこなうと誰でも自臭を感じるようになり、続けると他臭に発展していきます。 しかも、慢性的な舌苔に悩まされます。 この状態の口の状況は、左右奥歯が、わずかあるいは、強く接触し、唇は閉じた状態になっています。 この瞬間から、唾液分泌は瞬時にして抑制され、舌の動き、および口腔内機能は停止します。 舌と口の中の天井(天蓋)は密着し、たとえ、鼻呼吸をしたとしても口の中は新鮮な酸素(唾液中の溶存酸素)が欠乏します。 新鮮な酸素は、新鮮な唾液でしか補給できません。 この状態で呼吸すると、のどの奥の炎症産物(程度の差はあるが誰でもある)の作るガスと胃や、肺からだけのガスになります。 また、わずかな停滞した酸素不足を起こした口腔内の嫌気的なガスも発生します。 これを鼻呼吸により、まず最初に鼻の奥にある嗅覚細胞が捉えて、自己臭がするようになります。 この自己臭に、さらに、慌ててしまって、緊張は更に高まります。 その緊張が新たに瞬時に口腔内に反映され、さらに唾液分泌は止まり、口腔内温度は上昇し、口腔内の腐敗ガスは濃厚になり、ついには、これらの総合した臭気は悪化していきます。 そうこうしているうちに、どうしても口を開け喋らないといけない時がやってきて、最悪の状態が発生します。これらのガスが一気に口から出るからです。 多くの場合、口をしっかり開けて喋らないために、こもった状態で口から出るため、さらに悪臭になります。 つまり、誤まった、呼吸法で。わざわざ、口臭を作り上げていく結果になります。 こうして、口腔内に、何も問題がなくても口臭を作り上げていく結果になり、これが更に、次の緊張を生むために、引き返す事ができない口臭に発展していきます。 こうなると、もはや、一人では解決できなくなります。 常に、人がいると緊張するようになるからです。 (対策です) 緊張した時、もしくは、自分の口臭を感じた時。 慌てないで、次の事を確認して下さい。 上下の奥歯が当たっていないか?唇が完全に閉じていないか?をチェックする。 心を落ち着かせ、上下左右の奥歯をほんの少しすかせてください。 唇は、ほんの少し 1ミリくらいあける。 その状態を維持して、唾液を口に溜める。だんだんと、自臭は薄らいでいきます。 溜まれば、口の中で、架空のガムを噛んでいると思って、舌を動かしてみて下さい。口に中にガスの停留が起こりません。新鮮な唾液が出れば口の中は新鮮な溶存酸素でいっぱいになります。しかも、口の中が潤い、熱くなりません。さらには、この舌の動きをする事で、口呼吸ができなくなります。(自然な鼻呼吸の完成) この、呼吸法を、覚える事です。かなり、楽になります。 生活改善を図り、この呼吸法をマスターすれば慢性的な舌苔も解消します。 >鼻にスプレーするアレルギーの薬を今使っています。 飲み薬を使わず、鼻スプレーの場合は、心配要りません。 鼻粘膜の充血を防ぐ薬で、血管の拡張を押さえてる物ですから、鼻粘膜だけに奏効しています。比較的口の粘膜に与える影響は少ないと思います。 >自然な呼吸を身につける方法を教えてください。 呼吸法で、さらに有効なのは、胸式呼吸よりも腹式呼吸方を取り入れてみて下さい。 それともう一つは、自臭症の人で、電車内で、緊張のあまり、意識が朦朧とすると言う訴えがあります。 この場合は、呼吸がとても早くなっており、過換気症候群を起こしているケースがあります。無意識に浅い呼吸でピッチが早い場合は気を付けてください。 電車に乗って、口臭が気になってドキドキしてきた時は、上記の呼吸法に気をつける事と、呼吸のペースをゆっくりとして、(いつもの、半分のピッチ)お腹で呼吸するつもりで呼吸して下さい(肺呼吸するとペースが速くなり、呼吸が浅くなりだんだんと、急ピッチで呼吸するために過換気症候群を引き起こします) 実際のほんだ歯科の患者さんでは、常習的に電車内で倒れて救急車のお世話になる人がいます。 もし、息が苦しくなり、意識が飛びそうになるひとは、ビニール袋を携行して下さい。 気分が悪くなると、トイレでも結構ですから、人目につかないところで、ビニール袋に息を吐き、ビニール袋にたまった、呼気を逃がさずに再び吸い込む事を数回おこなって下さい。そうすると楽になります。 つまり、自分の吐き出した2酸化炭素を吸います。これが、電車にで、呼吸により気分が悪くなった時の対応方法です。 |