唾液分泌訓練方法に関する質問です。

改善を始めてから、約一ヶ月が経過しました。
現在でも、無意識の状態で唾液分泌訓練を継続できる様に努力しておりますが、

最近、先生の書かれた唾液分泌訓練方法を読み返してみました。
その記述の中では、舌を動かして唾液を分泌させた後、唾液を舌の上に乗せる→唾液を少しづつのみ、間隔を空けて、唾液が少なくなったら、また舌を動かし唾液を分泌する...と言う手順になっていますが、ここで言っている、唾液を舌に乗せた状態から、また舌を動かして唾液分泌動作に入るまでの時間は、通常どの位なのでしょうか?数秒、数十秒、数分?

改善努力の結果、唾液は以前に比べ多く出る様になりましたが、やはり舌を動かさないと、唾液は常には出ません。

この質問は、BBSより再編集して移植しました。

全ての、原因と考えられる物を除去した後に、漿液性の唾液を出ればいかなる口臭も(自臭症も含めて)殆どが解決します。

この自分の努力で、無意識の唾液をいかに出せるようにするかが、治療法としてもっとも、苦労する点です。
その中で、唾液分泌訓練を独自で編み出したのですが。

この方法は、実は、通常誰でもが無意識にやっていることです。
会話、ちょっとした舌の動き、しぐさでできています。

この方法を習得する時、成人よりもっと、免疫力が低く未熟な段階の人間・・・つまり、子供や、さらにもっと未熟な赤ちゃんを観察してみてください。
子供や、赤ちゃんは口腔内免疫機構が未熟だし、歯磨きにおいても殆どできないわけですから、絶えず唾液を出して、口腔内微生物感染と異物の侵入を阻止していると考えられます。
したがって、常に舌を動かし唾液を出しつづけている必要があると考えています。

我々の仲間である、哺乳類は共通して、なにもしていないとき、舌を絶えず微妙に動かしています。また、偶蹄類では、側歯がないことで、豊富な唾液を口の横から垂れ流し、唾液で絶えず口の中を洗浄しています。
牛や馬などの偶蹄類は常に反芻することで、唾液を出します。
肉食獣もまた、たえず舌を使って舌なめずりや、体を舐めたり絶えず舌を動かします。霊長類は毛繕いやグルーミングと言う行動によっていつも口を使います。
おそらく、口は消化器としての役割以外に、最初の免疫機構として唾液を使うことにより、微生物を含めた異物進入を阻止し身の危険を守っているのだと考察しています。

通常、他の哺乳類では、唾液が出なくなることは、死を意味します。
それほど、唾液は重要であると認識しています。

また、人間においても、ガン末期患者やエイズ患者、老人では、唾液が出なくなると、口の中はカビだらけになってしまい、食べることができなく、死に至ることもあります。
実際ターミナルケアーにおいては、この口腔内乾燥をいかに防ぐかということはベッドサイドは重要な介護の一つにさえなるのです。

この唾液のなくなるつらさは、一般の人もなんとなく、昔から気が付いていて、風習としても残っています。
死後、親しい人が、亡くなった人の唇を榊の葉に水を浸し、唇を潤してあげる慣わしは、口腔内乾燥のつらさに対する、死者への思いやりなんではないでしょうか?

・・・以上のことは、私のかってな考察ですが・・・

>を動かして唾液分泌動作に入るまでの時間は、通常どの位なのでしょうか?

つまり、この時間がどうであるかということは、それほどたいした意味がありません。口の中が潤っていれば良い訳です。
再び乾燥感に襲われる前に少し、工夫して舌を動かせばいいということです。

でも、まだ十分に漿液性唾液が出ない人にとっては、難しいことだと認識しています。
あるいは、なにかに熱中するとできなくなったりします。