2.なぜ虫歯になるの?
家庭の歯学 お口の健康ガイド

1.患者さんへお願いします
2.なぜ虫歯になるの?
3.なぜ歯周病になるの?
4.小さなむし歯はこう治す
5.なぜ歯を抜くの?
6.なぜクラウンやブリッジにするの?
7.なぜ義歯にするの?
8.なぜブラッシングするの?
9.エイズはこわくない
10.矯正治療とは?

 

風邪は万病のもとと言われるように、むし歯も万病のもとです。むし歯に気づいたら、できるだけ早く歯科医院へ行きましょう。

 むし歯の病原菌と言われているストレプトコッカス・ミュータンスは、普段は私たちの口の中にいる細菌です。この細菌は口の中に残った食べ物のかす、特に砂糖によって酸をつくり、この酸が歯の表面を分解して穴をあけ、むし歯をつくるのです。 私たちの歯は、一生のうちに2回生えかわります。20本の乳歯は28(32)本の永久歯に生えかわりますが、永久歯は一端失ってしまうと二度と生えてきません。歯はそれぞれ大事な役割をもっています。もし虫歯になってしまったら、できるだけ早く治療を受け、1本でも失うことのないように大切にしましょう。

 歯にはむし歯になりやすい場所があります。それは特に歯の溝、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間です。これらの場所には食べもののかすが溜まりやすいので、歯みがきの際には意識して丁寧にみがくことが大切です。

 むし歯の治療が終わったら正しいブラッシング(歯みがき)を心がけて、定期検診を受けるように心がけましょう。

虫歯
虫歯につめ物をした直後。(この段階では、冷たい物がしみます) 治療後、しばらく時間が経過したところ。(第二象牙質ができたおかげでしみなくなる)