慢性肝炎

長期間(通常6カ月以上)続く肝炎です。


発症
1.急性肝炎からの移行
2.最初から慢性肝炎として発症


症状

疲れやすい、かゆみ等の軽い症状
または、症状のほとんどない人が大半です。


治療法

従来は、肝臓を保護する作用
のあるといわれている肝庇護剤の投与
を行ない、安静と高タンパク食の
摂取に努めるという消極的な治療法
しかありませんでしたが
最近では、ウイルスを積極的に
駆除するための薬剤が開発されています。
原因となるウイルスにより
効き方は異ります。

予後


慢性肝炎は、それ自体は
ほとんどの症状がありませんが
予後が問題となります。


1.慢性肝炎の状態を継続するが
肝硬変には移行しないもの

2.肝硬変に移行するもの

3.治癒するもの

肝炎になる原因によって、これらの頻度が異ります。
ウイルス性のものは、ウイルスの種類や
感染したときの年齢、個人の個体差によって異ります。
薬剤性やアルコール性のものは、原因がなくなれば直ります。