急性肝炎



発症
ウイルスが初めて感染した数週間から
数か月後(ウイルスにより異ります)
または薬剤を初めて投与されて
数週間後に起こります。


症状
潜伏期 ウイルスが感染しても症状が出ない時期です。
初期症状 身倦怠感、食欲不振、下痢、発熱、
頭痛、筋肉痛、関節痛など、
風邪のような症状ではじまります。
肝臓のある右の脇腹に圧迫感や
痛みを感じることもあります。
また尿は、濃い褐色となり、
泡が多く出るようになります。
黄だん 皮膚が黄色くなります。
目の結膜(白い部分)をみると、
もっとも早くわかります。

黄だんがでると初期症状はしだいに
やわらいでいきます。
症状の強さは、例外も多いのですが、
一般的にはC型、B型、A型の順で強くなります。

治療法

効果のある確立している治療法はありません。
入院して安静につとめるとともに、
食欲がない場合は点滴を行なって体力の維持に努めます。

劇症化しないかぎり、積極的な治療はしないことの方が大半です。

予後


急性肝炎は、ほとんどの場合数カ月で症状はおさまります。
1.肝炎が劇症化した場合に死亡することがあります。
2.急性肝炎から慢性肝炎に移行する場合があります。