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口臭関連情報

食べ物や嗜好品

おやつについて

まず、どのようなおやつの食べ方が、口臭を引き起こしているかを知ることが大切です。 口臭を引き起こしやすい、間食のパターンを列挙します。

1.ダラダラ食べている。(不規則な不摂生な間食) これは、主食である本来の食生活リズムを狂わせます。

2.高濃度の塩分・甘味・刺激性の間食。 これが、コンビニ族の間食。ほとんどが、粉っぽいスナック類で、多くは味が濃く、咀嚼しなくても食べられるものが多い。また刺激がおおく、味が濃いためにジュース類で流しこむタイプです。 これらの、スナック類は、口腔内に残留しやすく、炭酸飲料・柑橘系ジュースの併用は、著しく口腔内のpHの低下を招き、しかも、唾液不足からpH環境の復帰にとても時間がかかるために、遅延的な食物残渣(特に粉類は分解が早い)の発酵と口臭をもたらしていると思います。

3.砂糖分の多い間食。 これは、甘党のご婦人に多いタイプで、砂糖分の多い和菓子や、ケーキ類を食べる人に、食間の口臭を訴える人が多いです。 砂糖分は唾液が少ない人にとっては、残留した糖分やでん粉質が遅延的分解を起こす為、口腔内で酸の産成が起こり、口腔内pHが低下するからだと考えています。

では、どんな間食の食べ方・選び方が良いかについてですが、口臭防止のための間食の具備すべき条件について列挙します。

1.間食は、だらだらとらない。規則正しい間食をいただく。
2.糖分や、酸を余り含まない。過剰な味付けや、刺激がない。
3.食物残渣が残りにくいもの
4.柑橘系・炭酸系飲料を避ける
5.咀嚼を促すもの 等です。


私の経験では、とても有効であったおやつは「こんぶ」でした。これは、短冊状になった「こんぶ」で、「酢の味付けのあるもの」ではありません。干物の昆布は、防臭効果のきわめて高いクロロフィルや、キサントフィルや、植物性繊維をふんだんに含み、咀嚼率をあげ唾液促進に役に立ちます。さらに、乾燥昆布にはヒアルロン酸がたっぷりと含まれ、口腔内に適度の湿り気を保持する役割があります。いわゆる、こんぶの「ぬめり」の本体です。

他に、有効なおやつとしては、「パイナップル」があります。これには、主として「パパイヤ」に含まれるパパインという、蛋白分解酵素を含んでおり、さらには、繊維質が豊富で、適度な酸味は唾液分泌促進効果と清涼感を与え、食物残渣を分解する働きがあり、癌の末期患者や、麻薬中毒患者の唾液不足と口腔衛生管理ができない場合の補助食品として、口臭を緩和する目的で、食事として与えるなどの応用がなされています。このパパインと言う酵素は、遺伝子研究において遺伝子を切断したりする為に用いる酵素で、他にも、料理などでも生臭い匂いを消したり、肉質を柔らかくする素材としても用いられています。
ただし「パイナップル」は、生であることが前提で、缶詰などの加熱処理されたものは全く無効です。 するめも、みりんや甘味料で味付けが施されていないものは、とても有効と考えます。
上の条件に適合していると思えるからです。

「ビーフジャーキー」は、値段が高価なこと、燻製品は特有の臭気があることなどから余り好ましくないかもしれません。
また、人工的な味付けが施されている点でも、良くない可能性があるように思います。

おやつを選ばれる時は、上記の口臭抑制の為の間食の具備すべき条件を参考に選んでみてください。

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