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口臭関連情報

小児と口臭

歯科的な問題もなく耳鼻科的にも問題ないのに口臭がする

風邪を引いたり(鼻かぜ)するとひどくなる場合は、口呼吸を常習的に行っている可能性があります。 1歳半頃頃からということですが、その時期に、離乳を行っていないでしょうか?叉、おしゃぶりもしなかったのではないでしょうか?

おそらく口輪筋の発達が未熟なままに、早期に離乳を行い、その瞬間から口呼吸をし始めて習慣化している可能性があります。しゃべらなくても息が臭いことは無いでしょうか?しゃべらなくても息が臭い場合は、口呼吸の可能性が高いです。 口呼吸を覚えると、口腔内は乾燥しやすくなり、喉も鼻も弱くなります。さらには、頭脳の発達にも影響を与えたり、喘息やアトピーとの関連も示唆されています。 当然、口臭は常に起こるケースがあり、とりわけ鼻が詰まると、完全な口呼吸になり、口腔内に鼻汁も逆流するために悪臭がします。

対策としては、耳鼻科的・小児科的・呼吸器的な問題がないことを確認したうえで、確実な口腔衛生管理と、起床直後と就寝前の歯みがき習慣。その上で、耳鼻科、もしくは、小児科を受診して口呼吸習慣の是正を行ってください。一部の小児歯科でも対応してもらえるかもしれませんが、歯科ではほとんど対応できないかもしれませんので事前に聞いて見るといいでしょう。

ほんだ歯科では口臭治療の一環として、小児の口呼吸の是正は、治療として高度に行っていますが、なかなか十分な対応している医療機関は少ないのが現実です。

大人の口呼吸習慣の是正は、意識的訓練で対応できますが、子供の場合は、自主的トレーニングは難しく専門的な取り組みが必要になります。

舌磨きについては、小児の場合は、決して舌を歯ブラシなどでこすらないことです。子供に、おとなの悪癖を行うことは、口腔衛生指導の見地からも好ましくありません。口臭をあきらめるのなら、行ってもいいですが、その代わり、口臭が起こるたびに、死ぬまで続けないといけなくなります。(しかし、口臭があるかどうかは、本人はわからないので、あまり意味が無いのです。)元々、小児は口腔生理活性が高いので、病気でない限りは舌苔は関係ないです。ただし、口呼吸があると、乾燥によって白くなります。舌を磨くと、口腔粘膜は非常に繊細なので、もしも、過敏症や口呼吸による口腔内乾燥があれば、それを促進させ口腔内環境や唾液の状態を悪化させるだけで口臭は一時的に抑制されるものの、常習化していくでしょう。


また、歯みがき剤は、成分に注意して刺激の少ない界面活性剤の入っていないものを選択した方がいいでしょう。よくわからない時は、歯磨き剤をコップに溶解してみて、かき混ぜて泡が立てば入っています。その頃は、唾液で磨けば十分です。どんな歯みがき剤よりも十分な殺菌力と自浄性があります。着色は歯医者でとってもらえばいいです。諸外国では、口輪筋が十分発達する3歳までは必ず、おしゃぶりをさせています。その結果、ほとんど口呼吸をする人がいませんが、日本は世界一離乳が早く、おしゃぶりもさせないので、口呼吸する子供が非常に多いです。口は呼吸器官ではないので、口呼吸すると、喉の奥の扁桃などの免疫が乾燥して過敏になったり、脳への酸素供給量が少なくなり、知能的発達にも影響を与えます。口息をする子供は、そうでない子供に比べて集中力が無かったりします。口呼吸習慣を身につけてしまうかどうかは、子供の親の責任になってくるので、十分な注意が必要です。

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