小児と口臭
9歳の口臭―いじめに発展しないために
9歳という微妙な年齢を考えると、学校における「口臭に関するいじめ」は、その子の個性にもよりますが、後の人生に精神的影響を及ぼす可能性があります。 時に深刻になっていくことがあり慎重な対応が必要です。 この種の、いじめは、一見口臭が直接原因のように取られがちですが、学校生活やその子の自身の口臭以外の人間関係などの問題から、実は他の大きな理由があって、一番その子がダメージを受ける「口臭でいじめる」というパターンが多いです。 そのような場合、例え口臭があってもなくても、「口が臭い」あるいは「臭い」というような言葉の暴力でいじめていく、いじめのパターンがあります。 つまり、「臭い」というレッテルをつけていじめていくのです。そして、「口臭がある」というのは、いじめる側からすると集団からいじめ対象の子を迫害してしまう、口実に過ぎず、言われた時に必ず口臭があるとは限りません。 「いじめ」という学校生活での問題も抱えているようで、口臭への対応と同時に、そのいじめの本質的問題の究明、本人の心のケアーの3つの対応が必要と思います。 したがって、次のような3つの対策を立ててください。 この場合、救えるのは親しかありません。本人では、どうしようもなく、自力での解決は難しいです。
2.子供の精神的なケア 3.口臭の克服 念のために、小児歯科を標榜している(できれば単独で小児専門を標榜している医院が望ましいです。)歯科医院を訪ねて、「口臭があること」を告げて、精密検査を受けてください。そこで、生活指導や専門的な口腔衛生指導を受けてください。口呼吸は口臭の最大の原因になります。口呼吸している場合は、この時期に鼻呼吸に転換しておく必要があり、専門的なリハビリが必要になります。(小児歯科に相談してください。鼻呼吸に転換する器具を使用するリハビリがあります。)小児期。学童期の口呼吸習慣はその後の、健康に色々な面で悪影響を及ぼし、問題を抱えると習慣性であるために慢性化し、完治が難しくなることが多いです。これから、大人の体に成長していく前に口呼吸習慣を確実に是正しておく必要があります。(口臭以外の健康上の見地からもとても重要です。) 肥満がある場合は食生活や生活習慣に問題を抱えている可能性があります。
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