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口臭関連情報

唾液

口が酸っぱくなることと口臭


口の中の pH は、口臭発生のメカニズム上、非常に大きな条件になります。口の中が、酸性に傾く(口の中がすっぱく感じる)と微生物の活性が高くなり、口臭が発生しやすくなります。

口腔内がすっぱくなる現象(酸性になる)については、いくつかの理由が考えられます。

1.口腔内に食物残渣が残っていて分解をうけた場合

2.安静時唾液流量の不足

3.唾液自体の持つ緩衝能力の低下 が考えられます。

1の場合(1と2の混合型も多い)には、口腔内を酸性にするような、食べ物や飲料の大半は舌表面や口腔な粘膜に残留していますので、食事後の口臭の悩みに対する対応策と、口腔生理学的な考え方に従った、飲食後の口腔内ケアを行ってみてください。この方法では、舌のケアの後に唾液分泌が促進されるために、より飲食後の口腔内の環境が安定します。

2、3のメカニズムは以下のとおりです。 口の中のpH の安定は、口腔衛生的見地からも重要で、通常は、唾液によって自動的にコントロールされています(唾液の緩衝作用と、恒常性維持機能)。つまり、安静時も新鮮な唾液によって pH はほぼ中性に保たれているのです。これが欠乏すると、口腔内衛生状態は急速に悪化して、虫歯など一般歯科的問題を引き起こしやすくなったり、口腔免疫力の低下を招きます。また、口腔内の唾液の嫌気的状況は、直ちに口臭を招く事に成ります。

どうすればいいのかについては、なぜ、どのような仕組みで平常時唾液が少なくなっているかによって、対応策は異なってきます。自律神経失調がある場合は、それを克服しなければ、解決しません。


また、舌の運動が唾液分泌に関連するために、舌の機能が低下している場合は舌の運動能力を高めるリハビリが必要です。さらには、水分(水)の供給と、口腔内緊張緩和法を修得し、自力で平常時唾液をコントロールする方法を習得することです。この場合に、すぐに効果のあがりそうな事を行っても、結果としては効果があがらない事が多く、その場合は根本的で基礎的なトレーニングが必要になります。

緊急避難的には、水を口に含み、舌を動かし新鮮な唾液を出し続けることです。
また、過剰な舌苔の付着が原因となっていることも多く、そのような場合は、食後にその都度、口の中の天井を使って水と共に舌をゴシゴシして、毎回きれいにしておく事も重要です。

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