体の病気などとの関係
自律神経失調とは・・・口臭との関わり(考え方)
「自律神経失調症」とは、自分の意思で制御できないオートマチックな神経(自律神経)系のコントロールが不安定になり、様々な症状があらわれることです。 症状としては、「疲れやすい」「微熱が続く」「頭痛」「めまい」「体のふらつき」「肩こり」「動悸や息切れ」「息苦しい」「耳鳴り」「口の乾燥」「口の中が痛い」「味覚異常」「口臭」「頻尿」「生理不順」「インポテンツ」「手足のしびれ」「手足のほてり」「皮膚乾燥」「多汗」「のどの違和感」など・・・・ 非常にたくさんあり、このうちいくつかが、重なって症状として現れます。自律神経は、自分の意思に関係なく、体全体の機能を調節する神経系で、体のあらゆる臓器がこれによってコントロールされています。 特徴的なことは、それぞれの臓器には器質的な変化が現れず、つまり各臓器には病変が見られないために、たとえば胃が調子わるくなって検査を行っても異常が無い・・といわれたり、歯医者に行っても問題ないといわれたりします。頭が痛いのに、内科的検査や脳の検査をしても異常が認められないというようになります。したがって、具合の悪さを訴えて色々な科を受診しても解決が図れない事があります。 このような場合はそれぞれの臓器のつながりや、協調しあって働く関係がおかしくなっているのです。この根源に精神的ストレスや肉体的ストレス・社会的ストレスが深く関与します。 したがって、ほんだ歯科では、最初に、口腔生理機能に関連する、自律神経的問題を解決していきます。そうでないと、いくら、エステ的なことを先に取り組んでも無効なのです。歯や歯茎などの問題は、この問題が解決しない限り、治療してもほとんど意味はないでしょう。歯や歯茎は口腔という臓器の一部品でしかないからです。 逆に、この自律神経の問題を最初にクリアーしておけば、いかなる口臭も簡単に改善が図れます。 また、口の中に色々と歯科的問題を抱えているにもかかわらず、口臭を起こさぬ人がたくさんいるのは、そのような人は、野性的な本来的な自律神経系の働きが十分であるために、例え、ちょっとした問題を口腔内に抱えていても、機能的な調節が正常に働いて、口臭が起こりにくいのです。自律神経失調は通常、野生動物では起こりませんが、経済動物やペットでは起こります。他の動物で自律神経失調が起こると、ほとんどの場合、生命が危険な状態になります。 |