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口臭関連情報

口臭とその治療にまつわるトピック

Fresh BreathとExcellent Breathの違いについて

通常多くの日本人は、口臭に対しては、気にしている割には無頓着で、息を調べると、通常の会話距離では問題ない、ほとんどの日本人成人でも、大半の人に口元から10センチくらいの息では生臭い・みそ臭い・かび臭い臭気を一日のどこかでもっています。これは、日本人特有の臭気です。白人はこの民族的臭気を嫌います。

他のアジア人同様に日本人の息は臭いと考えています。昔親日家のキシンジャー元大統領補佐官が、「日本は大好きだけど、日本人の口臭を考えると日本に行きたくない」と側近に漏らした話は有名です。我々が他のアジア人固有の民族的口臭を臭いと思っても指摘しないように、表面だって言わないだけです。

口臭を研究する日本の基礎学者達は、この辺の通常の会話距離では問題とはならない臭気を「社会的容認の範囲の口臭」とよび、また、他人には不快を与える「生理的口臭」も認めており、誰にでもある口臭だから気にしないように指導するくらいおおらかな民族です。一度、歯医者さんの口臭をキスする位置で臭ってみてください。

従って、意識調査を行うと、80パーセント以上の人が他人の口臭が気になると答えています。 他人の口臭を気にしているのは、あなたばかりではないのです。逆に自分では知らないうちに他人に不快な思いをさせる口臭を持っているが非常に多いことを示しています。

キスすることをコミュニケーションとして習慣がある欧米では、キスする位置で、さわやかな息(Fresh Breath)をつくり上げておくことは、社会的常識として文化としてもっています。ほんだ歯科では、Fresh Breath をしのぐ、キスする位置で無臭の息(Excellent Breath)を作り上げることを最終目標にしています。 Excellent Breath という言葉は、私の造語(生みの親はりえ先生ですが・・・)で、ほんだ歯科口臭外来を開始した時からの治療哲学になっています。

通常キスする位置で話をする習慣がないからですが、偶発的に近い距離で会話を強いられることもあり、そのような場合は、結構不快な口臭を持つ人は多いです。

私は、社会的容認の口臭も生理的口臭も気になるし、そのような他人を不快にさせる口臭が自分では気がつかないうちにいつ発生するか予知できないので不安です。
人を不快にさせる生理的口臭は起床時口臭のみならず、日中でも職場でも学校にいる時でも発生するからです。しかも自分ではほとんど気がつかないです。

大半は一時的ですが・・・ 私はキスする位置で常に無臭の息で大きな声でしゃべっていたいので、同じことをほんだ歯科の患者にも要求しすし、それができない限りは卒業も認めません。初診の患者には、私ができていることを確認してもらいます。私たち口臭治療チームのスタッフができないことは患者に要求しないし治療でも行いません。通常は、器質的病変がない限りは、多くの患者は計画的治療を受けた場合は3ヶ月以内に達成できます。
この Excellent Breath や Fresh Breath は健康な口腔生理機能を保持した上で、作り上げていくものなのです。

そのためには治療によって正常な一般的日本人並の口臭レベルになる必要があります。何もしなければ、多少は口臭があるのが普通なのです。

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