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口臭関連情報

口臭とその治療にまつわるトピック

キスする位置で無臭を作りだすことについて

たとえ欧米人でも、何もせずに常にキスする位置で無臭でいることは不可能です。これは口臭にはナーバスな欧米人が一番よく知っています。
なぜなら、誰にでも生理的口臭があるからです。したがって、中流以上の白人社会では常に何らかの方法で無臭に近く人為的にコントロールしています。我々の概念になかった、口腔化粧品があるくらいです。通常、我々の観察では、口臭に悩んでいない会話時においてほとんど口臭が問題にならない人でも、キスする位置でハーとさせると若干生臭いです。高年齢になればなるほどその傾向は強く、歯周病歴があればあるほどその傾向は強いです。 日本人の平均的な口臭に対する備えはその程度です。それで良しとしているのです。キスする習慣がないことと、それほど近い距離での会話習慣がないからです。欧米人は、必ず四六時中、キスする位置で不快な口臭がないように常に、何らかのメイクを行っています。これが常識的な習慣です。

アジアには、このような認識や文化的背景がないので、概非常に近い距離では、一日に何回かは、生臭い臭気がしますが、通常の会話では全く支障のないものです。したがって、大半の人は少しずつ口臭に対して不安を抱くのです。

ほんだ歯科では、口臭治療に対しては特別な概念を持っています。キスする位置での無臭を作り上げていくことを、オシャレとして行う場合と治療として行う場合があります。この壮大な計画は、口臭治療を開始したときから Excellent Breath Project として産・学・臨床が共同で追求し続けてきました。原則として、それが可能な基本的な口腔生理機能や口腔内条件を治療によって回復させることが条件になります。

口臭を抑制することと、無臭化をコントロールすることとは全く違います。 しばしば、この誰にでもある、生理的口臭に対して極端に不安を感じたり、そのために精神生活の質の低下を引き起こす人が多いからです。又、学者が容認する「社会的容認の範囲の口臭(おそらくキスする位置でハーとしたときにわずかに感じる生臭い臭気などは、これではないかと思いますが・・)」にすら、不安を起こす人もいるからです。又、基礎研究者や多くの歯科医はこの種の口臭は、「気にしない」か、治療の必要性がないと考えています。

又、学者の考える社会では許されても、たとえば、長時間緊張の中でラブシーンを演じなければいけない俳優の社会では、キスする位置の口臭があると言う理由で降板されることもあります。(これは、実際に相談を受けたケースです。)

したがって、芸能人の社会では許されません。このような社会に生きる人にとっては、時々起こるキスする位置の生臭い臭気さへも、例え、その人が一般人社会では許される並の口臭であったとしても、安全に無臭化してコントロールしてあげなければいけません。いかに学者の規定する「社会が容認する」と言う概念が、あいまいであるかを物語るものです。
でも普通に生きる人の間では、そこまで、要求されることはありません。キスする位置で自信を持って無臭だと言える人はほとんどいないですから。
私は常に患者に、私自身にそれができていることをチェックしてもらうし、その代わりに患者にも要求します。この概念はほんだ歯科の口臭治療研究をスタートさせた時からの目標であり、それができて初めてすべての口臭の悩み対応する口臭外来をオープンさせたのです。

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