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口臭関連情報

舌と舌苔について

舌の正常な構造

口臭で悩む人は、当たり前のことにすごく悩んでしまったり、不安になっていたりします。それは、何が正常であるかを知らないからです。

下の図は健康な人の解剖図です。

上の正常な舌を見てください。
逆V字型に大きなイボイボが並んでいます。これはかなり舌を突き出さないと、全部を見ることはできません。

大概 舌の奥にV字型に並んでいる、大きなイボを発見して、びっくりして、取り除こうとして傷つけたりしている人がいます。この巨大なイボは、有郭乳頭と呼ばれているもので、人により異なり8個から15個くらいあります。 このイボの真ん中は輪状に深い溝になっており、さらにその周りに輪状の堤防で囲まれた2重火山のような状態の台形型の乳頭です。溝の底にはサラサラとした唾液を分泌する腺が存在しています。そのイボイボやブツブツは、そこからサラサラした唾液が出てくれば、口臭はかなり激減します。触ったり、いじくったりしないでください。

ついでにこのV字型に並ぶイボの向こう側は、決して見ることはできません。食道への移行部分で舌の最も奥に位置している部分で、鼻腔にも近いです。常にネバネバした液を出しています。ほとんどが扁桃細胞で構成されています。口呼吸をする人や、たばこを吸う人や、唾液の少ない人は、舌の運動機能が低い人や、精神的不安をもっている人は、このあたりに臭気をもつネバネバしたものがたまり、時に口臭や鼻臭を感じたりします。
この部分は口臭に関係しています。よく耳鼻科で扁桃腺をとっても膿栓が解決しなかったり、問題が解決しないことがありますが、結局は舌の機能を促進し、この付近の生理的問題を解決しない限り同じ事を繰り返すのです。この付近にたくさんある扁桃細胞だけは取り除くことは不可能です。
過剰な悩みは、それだけで安静時の口腔生理に影響を与え口臭を助長させる結果になることがあります

通常健康な人の舌も、普通に舌を出して正面から見える範囲の舌表面は、舌の先や周辺には白い舌苔が無く、先端から奥にかけて薄く白い舌苔(実際には舌苔ではなく、舌乳頭と呼ばれる舌表面に存在するビロード状の突起物があります。)が存在します。さらに、それより奥の部分は、粘々していたりします。

これは喫煙習慣や、口呼吸、その人の吸っている空気の汚染状況、耳鼻科的問題の有無などによって多少の個人差がありますが、そのあたりは舌にも扁桃細胞をがあり、活発な免疫活動が行われているので正常なことです。
また、舌の奥のネバネバした舌苔を触って臭いをかぐと、口腔内乾燥があったり、指につけた舌苔の上の唾液が乾燥すれば臭いのは当たり前で普通の人はしないだけです。


程度によっては、口腔内の緊張状態、唾液の分泌状態、呼吸方法などによって、口臭の原因になるし、当然、そのあたりから発生しているガスは会話時などに口から出てくるガスに反映されるでしょう。

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