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口臭関連情報

舌と舌苔について

口臭と舌苔-2 <舌苔を観察してみる>

舌苔は、「過剰」なものは口臭の原因になり得ます。しかし、ある程度の舌苔は、必要です。それを、誤った考えに基づいて取りすぎると、逆に舌を傷めて、よりひどい口臭を引き起こすようになります。あるいは、味覚障害を起こすことも多いそうです。過剰な舌苔が口臭の原因となっている人は、それを取り続けることによって口臭を解決することはできません。舌苔が付く原因を除去しない限りは、根本的な解決にならないのです。また、舌苔の存在だけでは、口臭は起こりません。そして通常は、少しくらい舌苔があっても、そのために口臭が起こることはありません。

舌苔についての考察

見た目の色によって、次のような原因が推測されます。

*黄色い場合

全身的な病的もしくは境界領域の病変(歯周病も含める)の可能性があります。もう一つは、タバコやコーヒーの飲み過ぎ、口呼吸などの悪癖・老化があります。 この根本的原因を調べる必要があります。精査と平行して、その人の生活習慣や、食性なども絡むので複雑です。

*白い場合

アレルギー(花粉症・慢性鼻炎・喘息・マストセルサイトーシス(全身的な軽度の過敏))などの関連。 使っている歯磨き剤などのアレルギー(ほとんどが界面活性剤) 舌苔の除去のやりすぎによる、慢性的な舌表面の過敏状態 生活の乱れや、無意識の精神的・肉体的ストレスからくる代謝の悪さ

実際には、かなりいろいろなことを分析する必要があります。多くのケースで、いくつかの原因がからんでいます。 ほんだ歯科の口臭治療では、まず舌苔を取ることを禁止して、各種の機能訓練を行います。この段階で、口臭はかえってひどくなることもありますが、その中で、舌苔が付かない条件を探っていくそうです。

ほとんどのケースは、原因が見つかって、舌苔が付かなくなる、ということです。但し、この分析を自分で行うことは難しいです。

このような方が自分でできることは
* すべての、市販歯磨きを中止し、天然の塩で歯を磨くようにする
* 舌苔は、自分の口の中で舌を口の天井にごしごしして取るようにする
* 食事や生活の改善を図り、咀嚼回数を上げる

健康な人でも、朝起きた時や、疲れた時、風邪などを引いた時は舌苔がたくさんつきますが、口腔機能が正常に働くようになれば、治ります。

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