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口臭関連情報

舌と舌苔について

舌苔を取り除くことについて-考え方

過剰な舌苔は、しばしば口臭ガスの発生源(多くの口臭基礎研究者が証明しています。)になります。でもこのことは大昔から知られていて、古くから民間療法として、器具を用いて過剰な舌苔を取り除いて、その時の口臭を抑制するという方法が行われています。

口臭がさほど気にならない人や、病的口臭が治せない理由(老化や手術後などの口腔生理機能が著しく低下しているか、非可逆的である)のある場合には、口臭抑制方法としては有効です。それしか方法が無いからです。しかしあくまでも、これは対症療法であって「口臭抑制方法」の一手段であり根本的治療法ではないと考える必要があります。または、治療手段がなくなったときの「対症療法」であると認識すべきで、病的口臭の「根本的治療手段ではない」と理解しておくできです。 舌苔に関する内科的病理や診断学が確立している、中医学や内科学では、治療として物理的舌苔除去は存在しません。非医学的だからです。過剰な舌苔が付着してくる舌を何とか治療によって健康な舌の状態に戻そうというのが医学的な発想です。

ヤバイものはすぐに取ってしまう・・・まるで、やばい歯は抜歯!感覚の歯科独特の伝統的発想ではないかと思います。全く、疑問を感じる基礎研究者もいないのが不思議です。そう思いませんか?多くは弊害があるためにむしろ、やってはいけないことです。仮に歯科学的見地から、舌磨きが細菌学的・口腔生理学的に重要な口腔衛生習慣であると仮定すると、なぜ歯磨き習慣と共に、子供の時から指導しないのでしょうか?これは、小児歯科学的に見ておろかなことだからですが、歯科医は口臭に悩む人に対しては素人と同じ方法で、物理的舌苔除去を勧めています。しかしこれは、口臭で悩む人にとって、無責任ではないかと私は考えています。その時の一時的口臭を解決したり口中の不快は取れても、完治することは不可能だからです。こんな方法で口臭が解決するのなら、口臭で悩む人は1人もいないでしょう。(みんな歯医者に指導を受ける前にやってきたことだからです。そしてその方法が無効であることをよく知っています。)

通常、口臭をさほど気にしない人が「器具による舌苔除去」を行うばあいは、「習慣」として行います。これは、口臭が習慣化していくことを意味します。従って、このホームページにアクセスする人や、「口臭を金輪際無縁のものとしたい」と思う人は、絶対に避けなければいけない「悪癖」なのです。

舌は、あらゆる内臓器の中で、直接目でみることのできる唯一の内臓器です。感じとしては直接胃の内壁を見ているのと同じだし、舌表面粘膜は組織的にも機能的にも胃や腸などの内壁と同じ解剖学的起源と特徴を持っています。胃の内側の粘膜を歯ブラシでこすり続けると、どのようになるか想像できるでしょうか?

舌苔に関しては、口臭で悩む人の中に多くの誤解があります。正常な舌苔(実際には舌苔ではなくて舌乳頭と呼ばれるもの)と異常な舌苔の区別です。過剰な舌苔を物理的に取り除くことで、過剰な舌苔ができてくることを解決できることはないと思います。


口臭の治療法として、舌苔除去を禁止しているのは、口臭治療の専門家(歯科医)でも私が唯一だと思います。(他の歯医者のホームページや、歯科系口臭関係の専門雑誌は、スタンダードな治療法として紹介されています。) 私の考え方や、中医学の理論、内科的考え方などを参照して、どちらが正しいかは皆さんが考えて実践すれば分かることです。

ほんだ歯科では、ほとんどの人が数週間で、二度と過剰な舌苔を物理的に取り除くことなく、きれいな本来の健康的な舌を取り戻し、この悪癖を捨てています。(口臭が無い人と同様、舌を磨く習慣もなくなるのです。)舌を磨く限り、唾液の状態はよくなりません。 過剰な舌苔ができやすいとすれば、その、原因を取り除くことが根本的な治療なのです。
ついでに、その方法は実に簡単であることも付け加えておきます。

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