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口臭関連情報

舌と舌苔について

舌を磨くことと舌の臭気

舌磨きを行うと、一時的に口臭は緩和しますが、すぐに復活します。
さらに、過剰な舌苔は、より一層ついてくるようになります。舌表面は繊細な粘膜組織で、しかも健全な舌には左の写真のように微細で繊細な舌乳頭と呼ばれる乳頭がビロードのように存在しています。

この舌乳頭の存在によって、保水作用があり粘膜が保護され一定の唾液を捕捉して味覚物質を溶かし込んだりしています。この舌乳頭は非常に繊細な組織で、少しでも磨くとちぎれたり破壊を受けます。その結果、唾液には大量の破壊された舌乳頭の剥離細胞が混じってくることになります。

舌を磨くと、舌表面は電子顕微鏡レベルでは空襲を受けた都市のようにずたずたになり、それを修復しようとして舌表面粘膜から粘液が浸出し修復作用が行われるので、ネバネバしてきます。 その結果治癒過程でより一層過剰な舌苔がついてくるようになり、唾液はさらに剥離細胞が浮遊するようになり、唾液を取り出してみると悪臭と共に、白濁した沈殿物ができます。口腔内乾燥を起こすと、唾液の臭気がするようになります。 このように、習慣的に舌を磨く人は、唾液自体が非常に臭くなり、例え歯科的な問題がなくても常に舌は不快な状態になり、しかも、乾燥すると唾液が臭くなります。

気持ち悪いので、さらに舌を磨くと悪循環になり、ほとんどのケースは死ぬまで舌を磨くことが習慣として身についてしまいます。結局口臭も習慣化してしまい口臭から逃れることはできなくなります。仕方がないので、臭いがひどいためにその都度舌を磨き口臭を抑制するしかない、という習慣は、人類の古くからの対症療法的な口臭に対する予防策だったのです。 舌を磨くという行為は、口臭というものを医学的に解決することではなく、素人が、なすすべがないので対症療法的に取り組んできた一時しのぎ的方法です。

東洋医学や、現在の中医や、内科では舌苔を診断して体調や内科的疾患などを判断して、舌苔を取り除くことなく治療を行ったり、生活改善を指導したりして健康な舌になるようにします。これは、根本的解決なので健全になると舌を磨く必要はなくなります。 ほんだ歯科では、機能を高め口腔生理機能を回復させていくことで、短期間に健全な舌を回復させる治療が取り入れられています。ひどいケースでは、特殊な漢方系のジェルや歯みがき剤を使用します。

歯科領域における口臭専門治療では、大学でも口臭治療として舌を磨かせますが、なぜ対症療法を行うのか疑問です。
小児歯科では子供のように将来のある場合には、歯みがき指導はしても決して舌磨き指導は行いません。悪癖であり舌を磨かせることは、口腔生理上危険であり有害だからです。口臭治療に限って、健全な人にも舌磨きを励行します。

舌磨きをしなければいけない例外は、回復不可能な病気を抱えて自分で口腔衛生管理ができなくなった病人や老人、咀嚼機能が極端に低い病人の介護、一時的に入院などして口腔衛生管理ができなくなった人の場合に限り、なるべく安全な方法で過剰な舌苔を介護する人の手によって取り除く事には、医学的な意味はあるでしょう。

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